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こんな革もある!

革には似たようなものなのに、呼び名が違っていたりすることがあります。けれど、よく見ると加工方法や仕上げ方が少しずつ異なっていたり、目的によって昔はいろんな使い方をされていたものなど、違いはどこかしらにあるものなんですよ。「これって、どんな革?」そんな疑問に答えるべく、4種類の革を紹介します。

サドルレザー

サドルレザーは馬具用で、「タンニンなめし」を施した牛革を指します。「ヌメ革」の表面を光らせることで、サドルレザーになります。どんな方法で光らせているのかというと…グレージングという方法を使っているんですよ。

このグレージングは染料やコーティング剤などをまったく使わず、こすることで光らせていきます。サドルレザーは「鞍(くら)の革」という意味で、古くから乗馬用の馬具として親しまれてきました。時が経つにつれて、しだいに変化していく色がサドルレザーの大きな魅力といえます。

サドルレザーの手入れ

サドルレザーはもともと「ヌメ革」ということで、なめすときにオイルを使っています。なので、半年に1度くらいはニ―ツフットオイルを塗りましょう。このオイルは、牛の足の部分から採れる脂です。やわらかい布に染み込ませて、塗ってください。

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ベルティングレザー

ベルティングレザーは耐久性に優れて味わいのある牛革で、昔の発電機などに使われていた工業用の動力ベルトがもとになっていると言われています。ベルティングレザーの多くは、丈夫なステアが用いられています。レザーファンの中でも、ベルティングレザーをこよなく愛している人が多いですね。

名前こそ「ベルティングレザー」と言いますが、要するにこれも「ヌメ革」のことなんです。よく新品のうちは、“未完成品”と言われるように、変色して味わいが増して、ようやく“完成品”となります。もちろん、ベルティングレザーもその中の一つです。

ベルティングレザーの手入れ

軽い汚れのときは、ぬるま湯で固く絞ったやわらかい布で拭くだけで十分です。ベルティングレザーの場合、特にキズなどもいい味を出すので、クリームなどはできるだけ使わないほうがいいでしょう。

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スコッチグレイン

スコッチグレイン…ちょっと変わった名前ですが、これはスコットランドの伝統的な革のことをいいます。パッと目に入るのは、小さな穀物の模様…これがスコッチグレインの特徴とですね!これは、革の表面に細かいエンボス加工が施されているものです。

スコットランドで偶然、麦の形が付いてしまったことが始まりだとされているんですよ。いつも粋なおしゃれを楽しんでいる英国紳士に、長年愛され続けています♪また、このスコッチグレインは日本が誇る高級革靴のメーカー名でもあります。

スコッチグレインの手入れ

スコッチグレインは、乾いたやわらかい布でホコリを落とします。別の布を使って、乳化性クリームを革全体に塗りましょう。乾いてしまわないうちにストッキングなどで、拭き取ってください。このとき、革にあったクリームを使うようにしましょう。

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モロッコ革

モロッコ革とは、モロッコ産の「なめし革」のことをいいます。ヤギの皮に「タンニンなめし」を施してから、革の表面を手もみして小石を敷いたような模様に仕上げています。良質で、婦人靴や製本、家具の上張りなどに利用されていますね。

モロッコ革は特産品として、昔から現地の人々に親しまれてきました。本当にいいものは丈夫で厚く、シワも深く入っているのですが、最近はヤギの皮ではなく、子牛の皮を使うことも増えてきたこともあって。高品質のものを見つけるのはむずかしいでしょう。

モロッコ革の手入れ

モロッコ革の表面には、よくブルーム(白い粉)が出ます。こういった場合は、オリーブオイルで拭いたあとに、もう一度乾いた布で拭くときれいに落ちます。もしオリーブオイルがなければ、普通のサラダ油でも構いません。

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